台風の影響でいったんは消えたとされていた南海岸の赤潮が、再び発生していることが分かりました。
国立水産科学院が7日発表したところによりますと、韓国南部の全羅南道(チョンラナムド)麗水(ヨス)と高興(コフン)など南海岸で、ここ3日間、有害プランクトンの「コックロディニウム(Cochlodinium)」が大量に発見され、5日に出していた赤潮注意報の範囲をさらに拡大しました。
南海岸では、8月に有害プランクトンが大量に発生して赤潮注意報が出されましたが、8月末に北上してきた台風14号と15号の影響で有害プランクトンが消えたため、9月6日に赤潮注意報は解除されていました。
これについて国立水産科学院は、「全羅南道の沿岸に少し残っていた有害プランクトンが、最近の晴れた天気の影響で急激に増加して拡大しているものとみられる」と説明しています。
全羅南道地域で秋に赤潮が発生したのは、2009年10月以来3年ぶりです。