軍事境界線を越えて韓国側に入り投降する北韓兵士が相次いでいて、北韓兵士の不満が高まっているのではないかとする見方が出ています。
韓国軍の関係者によりますと、今年に入ってから北韓兵士3人が休戦ラインを越えて韓国側に入り、投降する意思を示し、韓国軍が保護しています。
今月6日に板門店から数キロの地点で休戦ラインを越えて韓国へ入った北韓兵士は、「韓国へ亡命するために上官の2人を射殺して休戦ラインを越えた」と話しているということです。
北韓軍は最近、休戦ライン付近の最前線の部隊で特別検閲を行っていますが、休戦ライン付近の部隊で兵士の越境が相次いでいることと関係があるものと見られています。
韓国の情報当局は、北韓では軍部隊に対する補給が減り、兵士の食事の量も不十分な状態が続いているにもかかわらず、強度の高い訓練が続いており、兵士の不満が高まっていると指摘しました。