アフリカのケニア近海でソマリアの海賊に拉致され、抑留中の韓国人船員4人の家族が8日、ソウルで記者会見し、早期釈放を呼びかけました。
去年4月、ケニア近海でシンガポール船社所属の貨物船がソマリアの海賊に拉致され、シンガポールの船会社が海賊と交渉を続けた結果、去年11月に船員21人が釈放されましたが、船長を含む韓国人船員4人は釈放されず、抑留されたままになっています。
家族らによると、海賊は韓国人船員についてはほかの外国人船員の倍もの身代金を要求していて、船会社との交渉は進展がないということです。
家族らは韓国政府の積極的な対応を求めていますが、韓国政府は犯罪集団とは交渉しないという原則を守っていることから、船会社と海賊との交渉はさらに長引く可能性も出ています。