男性重視の伝統が根強い韓国で、国民の4人に3人は、性差別が依然として残っていると考えていることが分かりました。
これは女性家族部が韓国の成人男女およそ3500人を対象に行ったアンケートで分かったものです。
それによりますと、「韓国社会では性差別が依然として問題となっている」と答えたのは75%と、4人に3人にのぼり、これを性別にみますと、女性が82%で、男性の67%を15ポイント上回っています。
性差別の分野別では、「経済や所得面での差別」が72%で最も高く、次いで「政治」、「雇用」の順でした。
一方、妻が経済活動を担当し夫が家事を担当する、いわゆる専業主夫について、「望ましい」という回答したのは42%で、年齢別では20代の女性の半数以上が「望ましい」と答えています。