人体に悪い影響を及ぼすヒ素が検出されたとして、輸入が中断されていたアメリカ産のコメについて、韓国政府は最終的に安全だとする判断を下し、輸入を再開する方針を決めました。
アメリカ産のコメについては、アメリカの消費者団体による「コンシューマー・リポート」で、比較的高いレベルのヒ素が検出されたとの研究結果が公表されています。
これを受けて、韓国政府はアメリカ産コメの輸入と販売を暫定的に中断し、韓国に輸入されていたアメリカ産コメについて、ヒ素の濃度を調べていました。
その結果、検出されたヒ素の濃度は人体には影響がないとされるわずかな量であることが分かり、アメリカ産のコメの輸入と販売をおよそ20日ぶりに再開する方針を決めました。
韓国では現在、ヒ素をめぐる基準値が設定されておらず、韓国政府では今後、専門家と協議しながら、、食品に含まれるヒ素の基準を検討していくとしています。