在韓アメリカ軍の軍事郵便を利用した麻薬類の密輸は、今年9月までに摘発された分だけでも3キロち近くに上り、大幅に増えていることわかりました。
これは、韓国の関税庁に対する国政監査で明らかになったものです。
それによりますと、今年に入ってから9月までに摘発された麻薬類の密輸のうち、在韓アメリカ軍の軍事郵便を使ったものは、脱法ハーブ類2.8キロ余りにのぼるほか、大麻40グラム余りなどとなっています。これは、去年1年間で摘発された374グラムと比較しますと、大幅な増加になっています。
また、監査では、軍事郵便を利用した麻薬類の密輸が急増している一方で、在韓アメリカ軍の軍事郵便局に派遣されている韓国関税庁の職員は8人で十分な検査ができていないとして、関税庁職員の増員の必要性を指摘しました。