脱北者や人権活動家らで構成するグループが22日、北韓に向けて体制を批判するビラを飛ばす予定でしたが、韓国の警察がビラを飛ばすことを禁止したことから、計画は中止されました。
今回の計画について、北韓は厳しく反応して、実際にビラを飛ばした場合には韓国側を砲撃すると警告していました。
これに対して、韓国軍は北韓が砲撃した場合には報復するとの立場を表明し、休戦ライン付近の部隊などでは砲撃に備えた厳重警戒態勢を取り、ビラを飛ばすことにしていた休戦ライン付近の公園でも午前6時から軍と警察800人余りが配置され、警戒態勢を取っていました。
しかし、警察ではその後、ビラを飛ばすことを禁止することとし、午前8時半過ぎから公園に通じる道路を封鎖して一般市民の立ち入りを制限したことから、ビラを飛ばす計画は実行できず、中止されました。