北韓が2010年に生産した穀物の量は、40年前の1970年代とほぼ同じで、北韓住民1人に1年間に配給された穀物の量は、1970年代に比べてむしろ4割も減っていることが分かりました。
韓国統計庁によりますと、2010年に北韓が生産した穀物の量は452万トンで、1971年の449万トンに比べてほとんど変わっていないということです。
また2011年に住民1人あたりに配給された穀物はわずか190キログラムで、1970年の310キログラムよりも4割減りました。
北韓の穀物生産量は、1971年には452万トンでしたが、10年後の1981年は881万トンと大幅に増加し1993年は913万トンにまで増えました。
しかし北韓の金日成(キム・イルソン)主席が死去した1994年から大きく減りはじめ、1996年は最低の259万トンにまで減少しましたが、2002年は1970年代の水準を回復して420万トンとなり、それ以来は400万トン台を維持しています。