日本の大学入試センター試験にあたる韓国の大学修学能力試験が8日、全国の1191の試験会場でいっせいに始まりました。
今年の修学能力試験の受験生は、去年よりおよそ2万5000人少ない66万8000人あまりとなっています。
午前8時40分から始まった試験では、「言語」「数理」「英語」「社会・科学・職業探求」、そして「第2外国語・漢文」の順で行われ、午後5時35分に終わる予定です。
今日は、試験会場に向かう受験生の交通の便を確保するために混雑を避けようと、官公庁や企業の出勤時間を1時間繰り下げて午前10時としたほか、地下鉄、バスの運行回数を増やし、さらにタクシーの台数を増やす措置を取っています。
また、試験にあたって、携帯電話や電子辞書、デジタルカメラなどの電子機器を受験生が会場に持ち込むのを禁止したほか、試験場周辺200メートル以内では車の通行も制限されています。
さらに、聞き取りテストが行われる午前8時40分から13分間と、午後1時10分からの20分間は、騒音による影響を避けるため飛行機の離着陸が制限されます。
今回の試験の成績は今月28日までにそれぞれの受験生に通知され、受験生はこれをもとに最終的な志望大学を決めることになっていて、各大学の入学試験は来年年明けから2月初めにかけて実施されます。