8日に韓国で行われた、日本のセンター試験にあたる大学修学能力試験で、持ち込みが禁止された携帯電話などを所持していたり、規定に違反したりするなどの不正行為をした受験生は、昨年より16人少ない155人でした。
教育科学技術部が9日まとめたところによりますと、8日に実施された修学能力試験を受験した生徒は62万人余りで、このうち、不正行為を行ったのは155人で、去年よりも16人減りました。
不正行為の内訳をみますと、会場への持ち込みが禁止されている携帯電話やMP3(音楽再生機)などの所持が81人で最も多く、選択科目の取り違えなどの規定違反が58人、試験終了後の答案の作成が13人などとなっています。
155人の試験成績は、教育科学技術部の審議委員会により無効とされる見通しで、とくに悪質な不正行為を行った受験生は来年の受験資格も停止するとしています。