品質証明書を偽造した部品が大量に使われていたことが発覚し、原発2基が運転を停止したばかりの霊光(ヨングァン)原子力発電所で、定期点検を実施している3号機の出力を調整する部品の一部に亀裂が見つかりました。
韓国水力原子力が9日発表したところによりますと、亀裂が見つかったのは、韓国南西部の全羅南道霊光郡にある出力100万キロワット級の霊光(ヨングァン)原発3号機です。
3号機は先月18日から 運転を停止して定期点検中で、今月3日になって原子炉の出力を調整する制御棒を収める「制御棒案内管」84本のうち6本に最大で1センチ余りの亀裂が見つかったということです。
この亀裂による放射能の外部漏れなどはなかったということです。
これで、 霊光(ヨングァン)原発では出力100万キロワット級の原発合わせて 3基に問題が生じたことになり、 この冬の電力不足を心配する声が出ています。