韓国では、冬に備えたキムチの漬け込み、「キムジャン」の最盛期を迎えていますが、今年は全体の世帯の半数が、ハクサイや大根が高値になっていることなどから、キムジャンをしないことがわかりました。
韓国農村経済研究院が全国の1000人を対象に行ったアンケートによりますと、今年、キムジャンをすると答えた世帯は全体のおよそ53％とほぼ半数で、去年の56％に比べてさらに減少しています。
一方、「市販のキムチを買って食べる」と答えた人は11％で、去年に比べて2.5ポイント増え、「知人や親戚からもらう」と答えた人は37％で、去年に比べて0.6ポイント増えています。
年代別に見ますと、30代以下では、「親や親戚からもらう」と答えた人が55％で、「キムジャンをする」と答えた人 を上回っているのに対し、50代以上では「キムジャンをする」と答えた人が70％を超えています。
キムジャンをするためのハクサイやダイコンは今年品薄で高値が続いていて、ハクサイの購入量は、4人家族を基準として22株で、去年の25株より減少しました。