絶滅危惧種にもなっている韓国在来種の白い牛、白牛の体細胞を使って、韓国畜産科学院は28日、クローン牛を誕生させることに初めて成功したと発表しました。
韓国畜産科学院によりますと、通常の黄牛の卵子から核を取り除き、白牛の体細胞を移植して、代理の母親となる別の牛に移し、出産させる方法で、白牛のクローン牛をつくることに成功したということです。
この方法を使うと、移植した体細胞の遺伝情報がそっくり受け継がれるということです。
こうした方法を使ったクローンは、哺乳類では1996年に英国で誕生したクローン羊「ドリー」が初めてです。
韓国畜産科学院は、こうした方法を使えば、絶滅危惧種の動物を増やすことが期待できるとしています。