韓国は、独自に進めていた軍用へリコプター「スリオン(Suion)」を開発し、今後、200機あまりを韓国軍に配備する見通しです。
韓国独自の軍用ヘリコプター、スリオンは、防衛事業庁と知識経済部が中心となり、民間の韓国航空宇宙産業など、147の企業や研究機関が加わって、2006年6月に開発に着手し、この6年間に1兆3000億ウォン、1兆円を投じて開発したものです。
また、2010年3月に初飛行に成功したあと、2000回、およそ2700時間の試験飛行を実施しましたが、事故はありませんでした。
さらに去年12月には、氷点下32度以下での運航性能を確認するため、アメリカのアラスカで繰り返し試験飛行を行い、低温環境での運航性能も確認しています。
スリオンは全長19メートル、高さ4.5メートルで、最高速度がおよそ時速260キロで、韓国軍では今後200機あまりを配備する予定です。