アメリカの保守系軍事専門紙「ワシントン・フリービーコン」は2日、北韓ミサイル基地の衛星写真を分析する専門家の情報として、すでに戦時態勢を整えている北韓の複数のミサイル部隊が大陸間弾道ミサイル、または中距離弾道ミサイルの試験発射を行う兆候があると伝えました。
それによりますと、衛星写真では、北韓の中距離ミサイル「ノドン」と、移動発射台の様子を捉えていて、分析の結果、北韓が近く3段式の大陸間弾道ミサイルとされる「新型KN-08移動型弾道ミサイル」、または中距離弾道ミサイル「ムスダン」 の試験発射を行う兆候ではないかとみられるとしています。
新型KN-08移動型弾道ミサイルは射程5000キロの核弾頭の搭載可能な大陸間弾道ミサイルとされ、ムスダンミサイルは射程が3000キロから4000キロとされています。
北韓のこうした動きについて、ワシントン・フリービーコンは、アメリカ空軍のステルス戦略爆撃機B-2が先週、韓半島上空に飛来し、爆撃演習を行ったことへの対抗措置とみられると伝えています。