中国で鳥インフルエンザの人への感染が相次いでいることから、韓国政府は流入防止策を強化するとともに、3日から海外に向かう人たちへの注意の呼びかけを始めました。
陳永(チン・ヨン)保健福祉部長官は3日、忠清北道五松(オソン)の保健医療行政タウンを訪れた席で、鳥インフルエンザの「H7N9型」のウイルスが国内に持ち込まれる場合に備えて対策を強化するよう、疾病管理本部に指示しました。
保健福祉部は、中国での患者発生状況をモニタリングする一方、農林畜産食品部と協力して家きん類への感染防止に力を入れることにしています。
また空港や港湾の検疫所など水際での検疫を強化するとともに、鳥インフルエンザの患者が発生している国に渡航する際は、鶏や鴨などの家きん類と接触しないようにし、手洗い、うがい、せきをする際のエチケットなどの予防策を心がけてほしいと呼びかけています。
中国では先月31日に、初めて鳥インフルエンザの「H7N9型」のウイルスに感染した患者が確認されて以来、このウイルスによってこれまでに3人が死亡し、5人が重体になっています。