迷惑メールの発信元について調べたところ、韓国からの発信が世界で3番目に多いことがわかりました。
ロシア・モスクワに本社を置くコンピュータ・セキュリティ会社の「カスペルスキー・ラボ」が3日、まとめた報告書によりますと、世界各国で2月に送りつけられた迷惑メールの発信元を分析した結果、韓国からの発信が13.7%で3番目に多かったということです。
1位は全体の迷惑メールの16.9%を占めたアメリカで、2位は14.4%を占めた中国でした。
また韓国に続いてインド6.3%、台湾5.1%、イタリア4.8%、ロシア3.3%の順でした。
韓国は去年11月までは1.9%で10位でしたが、その後急激に増加し、迷惑メールの主な発信元となっています。
韓国カスペルスキー・ラボの関係者は、「迷惑メールの発信元が必ずしも最初にメールを作成し送信したことを意味するのではないが、韓国に迷惑メールの伝送を媒介するコンピュータが増えているようだ。迷惑メールに含まれている悪質なウイルスはほとんどが利用者の個人情報を引き出すように設計されているため、ウイルスを配布する媒体とならないように注意すべきだ」と強調しています。