大統領府青瓦台の金章洙国家安全保障室長は7日、北韓が10日前後に長距離弾道ミサイルを発射する可能性があると語りました。
金章洙国家安全保障室長は、北韓が最近、平壌に大使館がある各国に対して「10日以降は安全を保証できない」と警告したほか、韓国に対しては開城工業団地から10日までに帰還する韓国企業関係者のリストを提出するよう求めているとして、10日前後に長距離弾道ミサイルを発射する可能性があると指摘しました。
北韓は去年、故金日成主席誕生日にあたる4月15日の2日前の13日に長距離ロケットを発射しています。
金章洙国家安全保障室長は、北韓のこうした動きは、アメリカによる特使の派遣、韓国からの対話提案、中国やロシアの仲裁などを引き出す狙いがあるとしたうえで、今のところ全面戦争の兆候はないが、局地的な軍事挑発をしてくる場合、北韓は数倍の被害を被ることになるだろうと述べました。