北韓人民軍偵察総局の金英徹総局長は7日、平壌駐在の各国の外交官らに対して最近の韓半島情勢について説明したことが分かりました。
政府関係者が8日、明らかにしたところによりますと、金英徹総局長は平壌駐在の各国の外交官らを集め、韓国軍とアメリカ軍が最近、合同軍事演習を行っているなど、韓国とアメリカによる北韓に対する脅威が増しており、韓半島情勢はこれまでになく厳しくなっていると説明したということです。
5日には北韓外務省が平壌の各国大使館に対して、「戦闘が起きれば安全は保証できない」として退去を検討するよう勧告していますが、金英徹総局長は外交官の退去については触れなかったということです。
韓国政府関係者は、北韓の外務省と軍部が相次いで韓半島で危機が高まっていると強調しているのは、韓国やアメリカを圧迫するための心理作戦の一環とみられるとしています。