ソウルの桜の名所、ヨイドの桜祭りが、今週11日から開かれていますが、この春の異常低温で、13日現在、ヨイドの桜はまだ3分咲きにとどまっています。
国会議事堂の裏を囲むヨイ西路には、樹齢50年のソメイヨシノ1600本が植えられていて、毎年この時期は、漢江(ハンガン)市民公園も会場にして桜祭りが開かれ、大勢の花見客でにぎわいます。
祭りが始まって最初の週末となった13日は、久しぶりのぽかぽか陽気となりましたが、桜は日当たりのよい所では7分咲きもあるものの、全般的には、まだ3分咲きで、訪れた人たちは「今年の桜は遅いですね」などと、ことばを交わしながら、ようやく訪れた春を楽しんでいます。
14日は全国的に雨の予報で、雨のあとは再び気温が下がって、ソウルでは最高気温が10度を下回るものとみられており、この分ではヨイドの桜は長続きしそうです。
一方、南部地方では、桜の開花がことしは例年より早く、先月31日から10日まで開かれていた有名な桜祭り、慶尚南道(キョンサンナンド)昌原(チャンウォン)市の鎮海(チネ)軍港祭、では、祭りの中盤ごろに桜が散ってしまい、訪れた人たちを残念がらせました。