韓国の公企業が抱える借金が、韓国の国家債務とほぼ同じ水準の400兆ウォンに近づいていることが分かりました。
韓国政府によりますと、韓国道路公社、韓国水力原子力株式会社など、韓国の28の公企業が抱える負債は、一昨年の2011年12月に361兆4200億ウォンでしたが、去年12月には8.7%増えて392兆9500億ウォンになりました。
これは韓国政府が抱えている国家債務の445兆2000億ウォンと、わずか10%程度しか変わらない巨額な借金です。
公企業別の負債額を見ますと、韓国住宅土地公社が138兆1200億ウォンでもっとも高く、続いて韓国電気公社95兆900億ウォン、韓国ガス公社32兆2500億ウォンなどの順でした。
これについて専門家は、｢公企業は収益性の低い作業を無理に展開しないように注意する一方、国民は公企業の負債の大きな原因になっている低すぎる公共料金の見直しについて肯定的に考える必要がある｣と指摘しています。