アメリカなどによる経済制裁で苦境に立つイランは、北韓に向けた石油輸出を検討していることがわかり、実現した場合には核開発も含めて両国の協力関係がさらに緊密になるものとみられています。
これは、ISNA=イラン学生通信が20日、伝えたものです。
それによりますと、北韓の政府関係者がイランを訪問し、イランから石油を輸入することについて協議を進めていて、北韓が石油の輸入に積極的で、近く具体的な合意に至るだろうとしています。
イランと北韓は、核兵器やミサイル開発と関連した技術の移転などの疑惑が指摘され、ともに西側諸国を「共同の敵」と位置づけていて、イランから北韓への石油輸出が決まれば、核開発なども含めて両国の協力関係がさらに緊密になるものと懸念されています。