獨島(日本でいう竹島)問題に加えて円安などの影響で、韓国を訪れる日本人観光客が大きく減っていることを受けて、旅行業界が政府に支援を要請しました。
これは旅行業界が22日に明らかにしたものです。
それによりますと、1万5000あまりの関連業者が加入している韓国旅行業協会はこのほど、文化観光部に日本人観光客誘致のための活動費を支援してくれるよう要請したということです。
韓国旅行業協会は、去年8月に李明博前大統領が獨島を訪問した直後から日本人観光客が減り始め、最近は円安や北韓関連リスクなども重なって日本からの観光客が大きく減っているとしています。
韓国を訪れた日本人観光客は去年8月以降およそ20%も減っているほか、今年第1四半期は23%減って69万8000人にとどまっています。
一方、第1四半期に韓国を訪れた中国人観光客は前の年に比べて38%増えた72万3000人でした。
4月末から5月初めにかけたゴールデンウィークの期間について、 上位60の旅行会社を対象に日本人観光客の予約状況を調査した結果、90%以上が去年より予約が減ったと答えています。