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社会

依然として多い校内暴力 被害者の45%が自殺考える

Write: 2013-04-23 07:46:10Update: 2013-04-23 07:46:10

依然として多い校内暴力 被害者の45%が自殺考える

校内暴力の被害にあったことがある児童生徒10人のうち4人から5人は、自殺を考えたことがあることがアンケート調査でわかりました。
青少年暴力予防財団は、去年12月から2か月間、全国の小学4年生から高校2年生までの児童生徒5500人あまりを対象にアンケート調査を行った結果をまとめ、22日、発表しました。
それによりますと、ここ1年間に、学校で暴力を受けたことがあると答えた児童生徒は全体の12%おり、おととしの18.3%に比べて減ったことがわかりました。しかし、このうち自殺を考えたことがあると答えた児童生徒はおよそ45%もおり、おととしに比べて13.3ポイントも増えました。
また暴力を受けてから「加害者に復しゅうしたくなった」と答えた児童生徒は70.7%もおり、「不登校を考えた」も39.3%でした。
さらに被害を受けた児童生徒の33.8%は、「周りに助けを求めなかった」と答え、その理由として挙げられたのは、「ことが大きくなりそうだから」が29.8%、「話しても無駄だから」が25.8%、「たいしたことではないと思ったから」が16.9%でした。
さらに校内暴力を目撃したことがある児童生徒は41.7%で、このうちの半数近くが「見て見ないふりをした」と答えました。その理由として挙げられたのは、「自分も被害にあいそうだから」が30.6%、「関心がないから」が26.9%、「助けられないから」が23.5%でした。
これについて青少年暴力予防財団は、「対策も重要だが、校内暴力を目撃した子どもが、被害者に手を差し伸べられるように教育することも大事だ」と指摘しています。

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