結婚して20年以上の夫婦の離婚、いわゆる‘たそがれ離婚’の割合が、結婚して4年以下の新婚夫婦の離婚の割合を初めて上回りました。
統計庁のまとめによりますと、去年離婚した人のうち、たそがれ離婚の割合は26%あまりで、4年以下の夫婦の離婚率およそ25%を初めて上回りました。
なかでも、結婚して30年以上の夫婦の離婚の割合は、10年前に比べて2.4倍に増えていて、前の年に比べて9%近くも増えています。
また、たそがれ離婚の増加とともに、50代後半と60代以上の結婚も増え続け、男性は1年前に比べて6%あまり、女性は10%増えました。
これは、寿命が延びたことや女性の経済活動への参加が強まったことで、離婚と結婚に対する価値観が変わってきているためとみられています。