北韓に対する食糧支援について、アメリカ政府は23日、「住民の手に渡ることが確認できれば検討できる」との考えを示し、北韓がどのような姿勢を示すか注目されています。
これは、アメリカ国務省の報道官が23日述べたもので、「韓国は北韓の住民に対して悪い感情を持っているわけではない」と強調したうえで、北韓への食糧支援について、「住民にきちんと配分されるという確信がつけば検討することができる」と述べました。
また、この報道官は、「北韓がアメリカから食糧支援を受ける代わりに、核開発の停止や核査察などを受け入れるとした合意を2月29日に破棄するなど、北韓による最近の一連の挑発は、アメリカに不信を与えるものだった」と指摘しました。
さらに、アメリカの立場について、「北韓の挑発行為と人道的支援を結びつけてはいない。北韓が食糧を必要とする住民にきちんと食糧を渡す約束を守るかどうかについては懸念があり、アメリカとしては北韓政権が住民の生活の改善のために努力することを望んでいる」と呼びかけました。