中国は、国連安全保障理事会が採択した北韓への制裁決議を厳格に実行するよう下部機関に指示する一方、韓国政府の北韓への強硬姿勢を批判し、北韓だけでなく韓国にも同時に圧力をかけることによって、韓半島情勢の解決の糸口を探っているもようです。
中国のマスコミが29日、伝えたところによりますと、北韓がことし2月、3回目の核実験を行い、3月に国連安全保障理事会が北韓への制裁を決議したのを受けて、中国の交通運輸省は、4月17日、安保理決議を厳格に実行するよう関係機関に通知を送っていたということです。
また中国は国営放送などを通じて、韓国企業の開城(ケソン)工業団地からの撤収について「韓半島危機によってアメリカだけが得をした」と不満を漏らし、「北韓より韓国の方が損をする措置だ」、「北韓の強硬路線を真似して何の得になるのか」と批判的な姿勢を示しました。
中国は、このように北韓と韓国に同時に圧力をかけることで、韓半島の緊張緩和をはかろうとしているものと思われます。