北韓に拘束されている韓国系アメリカ人のペ・ジュンホさんに対し、韓国の最高裁判所は30日、15年の労働教化刑を宣告しました。
これは、朝鮮中央通信が2日伝えたものです。
それによりますと、去年11月3日に観光目的で北韓を訪れ、北韓当局に抑留されているペ・ジュンホさんは、先月30日、北韓の最高裁判所で行われた裁判で、敵対犯罪行為を行った罪で15年の労働教化刑を言い渡されたということです。
北韓側は、ペ・ジュンホさんの罪について具体的に言及していませんが、ぺさんはこれまでの予審で犯罪行為をすべて認めているとしています。
これまでにも、アメリカ人女性記者など北韓を訪れたアメリカ人が北韓当局によって抑留されて裁判を受けた際、アメリカの要人が北韓を訪問していて、今回も、北韓がアメリカとの交渉の突破口を見出そうとするねらいがあるのではないかとみられています。