上空の偏西風の蛇行によって、シベリアの寒気が韓半島に居座り、韓国の4月の平均気温は平年よりも1度6分も低く、1973年以降で3番目の寒さとなりました。
気象庁が2日に発表したところによりますと、全国45ヶ所ある観測点の4月の平均気温は10度3分で、平年よりも1度6分下回りました。
これは、気象庁が1973年に現在の観測体制になって以降、3番目に低い記録的な寒さとなっています。
これは、上空の偏西風が蛇行して、日本列島東の高気圧が勢力を強め、シベリアからの寒気が韓半島に居座るブロッキング現象が起きたためと見られています。
また、5月に入ってからも、寒気が入り込んで大気が不安定となり、2日には雷雨による被害が相次ぎ、4人がけがをしています。
この週末からは平年並みの気温に戻る見込みです。