今週末に予定されている韓国とアメリカ軍による海上合同軍事演習について、北韓は開城工業団地の正常化と関連付けて強く非難しています。
これは、北韓の国防委員会が5日、会見して明らかにしたものです。
この中で、北韓国防委員会は、「アメリカ軍と韓国軍の合同演習、フォールイーグルが先月末に終わったばかりなのに、別の訓練を口実にアメリカの原子力空母が釜山に入港する。8月にはより規模が大きい合同軍事演習も予定されている」と指摘して強く非難しました。
また、開城工業団地について、「これからの運命が心配なら、すべての敵対行為と軍事的挑発を中止すべきだ」と述べ、「中止こそ遮断している南北間の通行と通信を回復し、開城工業団地を正常化する道だ」と主張しています。
これについて、韓国国防部の関係者は、「海上の合同軍事演習は1978年から毎年実施し、原子力空母も参加してきた。今になってこの演習を開城工業団地の正常化と関連付けるのは理にかなっていない」と指摘しています。
また、この関係者は、アメリカの原子力空母「ニミッツ」が演習に参加するとの報道について、「演習に参加する艦艇を事前に公表することはできない」と述べ、確認を避けています。