韓国では、1人の乳幼児にかかる保育・教育費が、年平均250万ウォンに上っていることが調査でわかりました。
保健福祉部は、0歳から5歳までの乳幼児をもつ2500世帯を対象に保育実態調査を行った結果を、9日、発表しました。
それによりますと、1人の乳幼児を育てるための保育・教育費は月平均20万8700ウォンで、年間では250万ウォンに上るということです。
これは2004年の15万7600ウォンに比べて32.4%増え、2009年の18万9500ウォンに比べて10.1%増えています。
費目別には、保育園や幼稚園などに支払う費用がほとんどを占め、月平均16万1700ウォンが保育料として使われていました。
また保育園や幼稚園に子どもを預ける時間は、とも働きの場合、1日平均8時間、どちらか1人が働いている場合は6時間から7時間で、最大保育時間と決められている12時間まで預ける場合は、ほとんどありませんでした。
さらに保育園や幼稚園の空きがなく待機した親の割合は22.6%で、入園までに平均6.4か月待ったということです。
保健福祉部は、「保育費や養育費の支援、保育士の処遇改善などの政策によって保育環境は徐々に改善している。この調査結果をもとに改善努力を続けていく」と話しています。