韓国とアメリカ両軍は13日から韓国東の東海で、アメリカの原子力空母も参加する合同海上訓練を始めました。
訓練には、韓国とアメリカのイージス艦や駆逐艦などに加えて、アメリカの原子力空母「ニミッツ」も参加し、ミサイルの探知・追跡、対潜水艦訓練などを実施します。
この訓練は毎年実施している定期的なものですが、北韓の祖国統一平和委員会は11日の談話の中で、「北韓に対する威嚇、恐喝であり、原子力空母まで参加した訓練を実施するのは北韓を侵略するための核戦争の火種を炸裂させる厳重な軍事挑発だ」と非難しています。
韓米両軍は、北韓がこの訓練を口実に、軍事挑発を激化させる可能性もあるとみて警戒を強めています。
カリフォルニア州サンディエゴが母港の「ニミッツ」が訓練に参加したことについて、専門家は、北韓が日本やグアムのアメリカ軍基地をミサイル攻撃する場合、アメリカ本土の戦力も韓半島に移動させることを示すものだと分析しています。