国際結婚によって親のいずれかが外国人の「多文化家庭」の子女を対象にした教育支援について、韓国政府は、施設や機器などの整備をほぼ終えたことなどから、今年度の予算を昨年度より14%減らすことになりました。
韓国では、国際化が進むとともに、親のいずれかが外国人の多文化家庭の子女がこの5年間で2倍以上に増えたほか、昨年は6歳以下の子どもが全体の60%を超え、教育支援が大きな課題になっています。
こうした中で、多文化家庭の子女に対することしの教育支援の予算額は155億4000万ウォン、およそ14億円で、昨年度に比べて25億6000万ウォンおよそ14%減っています。
これについて、教育部では、これまでの支援で、韓国語の学習や韓国文化の理解などのための施設をはじめ、学習機器などの整備がほぼ終わったこと、昨年度の予算が大きく伸びたことなどから、今年度の予算が見かけ上減ったかたちになったとしています。