きょう18日は、陰暦4月8日の釈迦誕生日で、韓国では国民の祝日です。
ソウル中心部にある曹渓寺をはじめ全国各地にある2万あまりのお寺では、釈迦の誕生を祝う法要が行われました。
このうち曹渓寺の法要には、障害者や外国人労働者らも多数参加して、悟りを得るという意味の、鐘を28回打ち鳴らす儀式で始まり、曹渓宗のジャスン総務院長は、集まった信者たちに、「共同体意識の復元と、連帯や協力を通じた平和」の重要性を強調しました。
しかし南北関係が冷え込んでいることから、南北の仏教界が共同で採択する祈願文は去年に続いて今年も発表されませんでした。
今年は釈迦誕生日が金曜日で3連休となったため、仁川(インチョン)国際空港は、連休を日本や中国、東南アジアなどで過ごそうと出かける旅行客で朝早くから混雑しました。
17日はよい天気に恵まれ、ソウル近郊のテーマパークにも大勢の家族連れが訪れるなど、全国の遊園地や公園、海岸、山などでも休日を楽しむ行楽客でにぎわっています。