アメリカ国防総省は、北韓が保有する移動式弾道ミサイルの発射台について、韓国軍の推定の2倍を上回る200基はあるとする見方を示し、関心が集まっています。
アメリカ国防総省が今月2日連邦議会に提出した報告書によりますと、北韓は、移動式弾道ミサイルの発射台を最大で200基確保していると推定されるとしています。
内訳をみますと、韓国全域が射程内となるスカッドミサイルや短距離ミサイルKN-02の発射台が最大で100基、
射程距離1300キロを超える中距離ミサイルの「ノドン」と、「ムスダン」の発射台はそれぞれ50基以下と見込んでいて、これらを合わせると、北韓は、最大で200基にのぼる移動式弾道ミサイルの発射台を保有しているものとみられるということです。
韓国の軍と情報当局は、北韓が最大で94基の移動式発射台を保有していると推定しているため、アメリカ国防総省の今回の推定は韓国の2倍を上回っています。