韓国の政治・経済界の長老の一人で、韓日協力委員会会長も務めた南悳祐(ナム・ドクウ)元国務総理が18日、ソウル市内の病院で死去しました。88歳でした。
南悳祐さんは経済学者として、1960代末に朴正煕政権で財務相及び副総理、大統領補佐官などを務め、「漢江の奇跡」と呼ばれた高度経済成長に貢献し、財務相に抜擢された1969年の韓国の一人当たりGNP200ドルを1977年には1000ドルにまで増やしています。
また、全斗煥政権では 1980年9月から1982年1月まで国務総理を務めていました。
南悳祐さんは、全斗煥政権で1980年9月から国務総理を務めたあと、韓日協力委員会会長なども歴任し、中曽根康弘元首相など、日本の政財界に知人の多いことでも知られています。