2008年以降、韓国からの観光が中断している金剛(クムガン)山観光について、北韓は、シンガポールのクルーズ船「ファンソン号」を利用したクルーズ観光を始めました。
これは、朝鮮中央通信が20日、伝えたものです。
それによりますと、金剛山クルーズ観光は、経済特区となっている羅先(ナソン)の羅津港から金剛(クムガン)山を観光するもので、1回目の観光グループが20日観光を終えたということです。
金剛山観光は、2008年7月、韓国人観光客が北韓兵士に銃撃されて死亡した事件で、韓国からの金剛山観光は中断されたままになっています。「ファンソン号」は、長さ138メートル、幅28メートル、8階建ての大型客船で、クルーズを募集している中国の旅行会社によりますと、今年10月までに合わせて7回の観光が予定されているということです。