北韓が3日連続して韓半島東部の東の海、東海沿岸部から北東方向の海域に短距離ミサイルとみられる誘導弾を発射したことについて、アメリカとロシアは国際義務の違反にはあたらないとの考えを示しました。
このうち、アメリカ国防総省は20日、北韓の短距離誘導弾の発射について、「必ずしも国際義務に違反しているとはいえないが、『挑発的な行為』と捉えることができる」との考えを示しました。
また、ロシア国営イタルタス通信が伝えたところによりますと、ロシアのラブロフ外相も20日、「国連安保理の決議は北韓による弾道ミサイルの発射だけを禁じている」と述べ、今回の発射に問題はないとする立場を示したということです。
一方、北韓は20日、今回の一連の短距離誘導弾の発射について、祖国平和統一委員会の声明で初めて言及し、「防衛力を強化するための通常の軍事訓練であり、主権国家の合法的な権利である」と主張しています。