マダニが媒介するウイルス性感染症、SFTS＝重症熱性血小板減少症候群で、韓国では2人目の死者が確認されました。
これは、保健福祉部の疾病管理本部が23日に明らかにしたものです。
それによりますと、今月16日に済州島で死亡した70代の男性患者がSFTSに感染していた疑いがあり、血液を採取して詳しく調べた結果、SFTSウイルスが検出されたということです。
果物の栽培や牛の飼育をしていた男性は、今月6日から39度の高熱や下痢、嘔吐の症状が出て、病院で治療を受けていましたが、16日に敗血症で死亡していたものです。
韓国でSFTSウイルスに感染して死亡した人は、去年8月に死亡した江原道の60代の女性に続いて2人目です。
さらに、釜山（プサン）市で、SFTSの感染が疑われる60代の患者が22日、治療を受けていた病院で死亡し、疾病管理本部で詳しく調べています。