ラオスから国外に追放され中国を経由して北韓に強制送還された脱北者9人について、国連の人権当局者や難民高等弁務官事務所などが30日、今後の処罰と待遇などについて深刻な懸念を示しました。
このうち、ダルスマン北韓人権状況特別報告者は、「北韓に送還されたあと受けることになる処罰と待遇について非常に懸念している」と述べるとともに、「北韓当局は、彼らが自らの地位と幸せを決められるよう、国際社会に透明性を示さなければならない」と強調しました。
また、ダルスマン氏は、国際法上、虐待や死刑の可能性がある北韓に脱走者を送還しないことが中国当局に義務付けられていると指摘し、「すべての関係当局は、彼らを保護する緊急の責務がある」と訴えました。
一方、グテーレス難民高等弁務官は、脱北者の難民申請が審査されていないことを明かにしたうえで、安否について深刻な懸念を表明し、関係国に対して、生命と自由が脅かされる国に送還されないよう、国際慣習法上の強制送還禁止の原則を遵守するよう求めました。