クローン研究で世界的に注目されながら、論文のねつ造が発覚して、その倫理観を問われた黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授が、ロシアの研究チームとの共同プロジェクトで、保存状態の極めて良好なマンモスの死骸をシベリアで発見し、液体状の血液を採取することに成功したと、アメリカのCNNが伝えました。
CNNが31日、伝えたところによりますと、ロシア・シベリアのヤクーツクにある北東連邦大学の研究チームと、韓国の黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授が率いる秀岩(スアム)生命工学研究院との共同プロジェクトチームが、ロシア北東部のリャホフスキー島で、氷の中から1万年前のメスのマンモスの死骸を発見し、腹部の下のあたりを突き刺したところ、血液が流れ出したということです。
この共同プロジェクトは、クローン技術を使ってマンモスを蘇らせたい意向で、去年、共同研究の協定を結んで、マンモスの死骸発見と血液の採取をすることにしていました。
研究者によりますと、「筋肉組織の断片には生肉の自然な赤い色が残っていた」ということで、死骸の一部が氷に埋まっていたことから保存状態が良かったものとみられています。
マンモスの血液が液体状で見つかったのは今回が初めてで、絶滅したマンモスをクローン技術を使って蘇らせる計画が一歩実現に近づいたとして期待が寄せられています。