韓国の核燃料の再処理などを制限した韓米原子力協定が来年3月に期限切れとなるのを前に、今月初めの改定交渉で、アメリカは韓国に対して、使用済み核燃料の再処理はあくまでも認めず、原子力発電所の敷地内に貯蔵施設を建設し、空気で冷却する乾式貯蔵を提案したことがわかりました。
これは、韓国の日刊紙「世界日報」が6日、消息筋の話として伝えたものです。
それによりますと、今月初めにソウルで行われた韓米原子力協定の改定交渉で、韓国は、使用済み核燃料の貯蔵スペースが2016年以降飽和状態になることから、使用済み核燃料の再処理を認めるよう求めましたが、アメリカは、再処理には否定的な姿勢を示し、アメリカと同じように空気を使って冷却する乾式貯蔵を提案したということです。
韓国が提案した使用済み核燃料の再処理は、現在研究中のパイロプロセシング・高温再処理または乾式再処理と呼ばれるもので、成功するかどうかが判明するのは早くて 7年後になる見通しで、アメリカとしては現段階では認められないとする立場を強調したもようです。
韓米原子力協定については、韓国とアメリカが協定を現行のまま2016年3月まで2年間延長し、6月から3か月に1回、争点となっている核燃料の再処理などについてさらに協議を続けていくことで合意しています。