この夏の電力不足が懸念されているなか、韓国電力では、7月と8月に特定した期間で、ピーク時の料金を普段の3倍以上高く設定する「ピーク料金制」を導入することになりました。
この「ピーク料金制」は、7月から8月までの間で、電力需要が最も多くなると見込まれる10日間をピーク日とし、さらに電力需要が多くなる午前11時から12時までと、午後1時から5時までをピーク時間として指定し、電気料金を普段の3.4倍とするものです。
また、このピーク料金を実施しない日や時間帯では、電気料金を逆に0.8倍に下げることになっています。
ピーク料金制の対象となるのは、契約電力5000キロワット未満のオフィス、工場、商業ビル7万3000棟となっています。
そして、マンションも含めた一般住宅を対象にして、7月と8月の電気料金を20〜30%削減すると電気料金の5%、30%以上削減すると10%をポイントとして提供し、年末まで料金精算に使える節電ポイント制度を実施するとしています。