今年2月に北韓が強行した核実験について、中国の科学技術大学が分析結果を公表し、核爆発の威力はTNT火薬の12.2キロトンに相当し、誤差も含めてアメリカが広島に落とした原爆に近いと分析しています。
これは、中国のメディアが20日、伝えたものです。
それによりますと、中国科学技術大学の研究チームは、北韓がことし2月に行った3回目の核実験について、地震計のデータなどを使って、爆発地点や爆発力を分析しました。
その結果、実験は北韓東北部の咸鏡北道(ハムギョンブクド)豊渓里(プンゲリ)の北緯41度17分、東経129度4分で、核実験の爆発力は12.2キロトン、誤差範囲は3.8キロトンで、1945年の広島の原爆の爆発力16キロトンに近いということです。