63年前の6月25日に韓国戦争がぼっ発したのに合わせて、政府主催の記念式典が25日、ソウルの戦争記念館で行われ、参列した6000人あまりの人々が戦没者に黙祷を捧げました。
韓国戦争は、激しい地上戦が繰り返されて韓半島の80%の地域が焦土と化し、民間人、韓国軍、国連軍を合わせておよそ215万人が死亡または行方不明になるなど、同じ民族同士の悲劇的な戦いとなりました。
戦争ぼっ発から63年目となったきょうの記念式典には、鄭烘原(チョン・ホンウォン)国務総理をはじめ政府関係者、韓国軍参戦者、国連軍参戦者、参戦国の外交官、市民ら6000人あまりが出席しました。
式典では、鄭烘原(チョン・ホンウォン)国務総理があいさつし、「戦争の犠牲となった人々のためにも、自由と平和を確かなものにしなければならない」と呼びかけ、参列した人々とともに黙祷し、犠牲者を追悼しました。
また、会場では、韓国戦争の記録映像の上映や韓国戦争をテーマにしたミュージカルの特別公演も行なわれ、全国の自治体でも、戦争と平和について考えるさまざまな記念行事が行われました。