韓国の国家情報院が自ら保管していた2007年の南北首脳会談の対話録を国会に提出して公開したことに対して、北韓は27日、「対話相手に対する重大な挑発である」として激しく非難しました。
これは、韓国に対する窓口機関である祖国平和統一委員会が27日、緊急声明を発表して述べたものです。
このなかで、祖国平和統一委員会は、今月24日の対話録の公開について、「われわれの承認を得ずに一方的に対話録を公開したのは、最高尊厳に対する愚ろうで、対話相手に対する重大な挑発だ」と非難しました。
また、祖国平和統一委員会は、「大統領府青瓦台の承認を得ずに公開が行われるなどあり得ないことは明白だ」と指摘し、青瓦台が公開に関与しているとの見方を示しました。
そして、対話録を公開した背景について、「統一民主勢力を北韓に追従する勢力と非難し、抹殺するためのものだ」と主張しています。
緊急声明の発表は、対話録の公開から4日目に行われたものです。