小説家、村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は、来月1日から韓国でも発売される予定で、30代を中心にした予約が殺到しています。
韓国のインターネット書店アラジンによりますと、今月24日と25日の2日間にわたって、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の予約を受け付けたところ、予約が殺到し、韓国でも人気を集めた前作の「1Q84」に比べ、およそ3倍になったということです。
予約した人の年代では、30代が全体の53％と半数を超えていて、アラジンでは、「1990年代から2000年代初めまで村上作品とともに青春時代を過ごした人たちが、年を重ねても村上氏の作品を愛読しているため」とみています。
このほか、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は、ほかの書店でも予約が殺到していて、韓国出版人会議による先週21日から27日までのベストセラーランキングで11位となっています。
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は、来月1日から販売されることになっています。