11年前の6月29日に、南北海軍が交戦した第2延坪海戦の映画製作が進むなかで、不足する制作費に対する募金として、これまでに目標を大きく上回る16億8000万ウォン、1億4000万円あまりが寄せられています。
韓半島西の西海にある延坪島(ヨンピョンド)付近で、南北海軍が交戦した第2延坪海戦の映画化が進んでいますが、この事件を映画化した作品の制作費のための募金額が15億ウォン、およそ1億4000万円あまりを超えました。
この第2延坪海戦は、韓日共催のサッカーワールドカップの大会の最中、2002年6月29日に西海の延坪島付近で、北韓の警備艇が北方限界線といわれる海の軍事境界線を越えて韓国軍を攻撃し、韓国軍は将兵6人が戦死したほか、北韓側も30人あまりの死傷者を出したと伝えられています。
この交戦を映画化した「延坪海戦」は、制作費の不足分を募金でまかなうことにしていますが、これまでに各界からの募金が相次ぎ、28日現在、目標の15億ウォンを超えて、16億8000万ウォン、1億4000万円あまりに達しているということです。
これによって、映画の制作は順調に進み、ことし10月には一般公開できる見通しとなりました。