モスクワを訪れている北韓の金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官は4日、ロシアの外務省関係者らと5時間にわたって会談し、6か国協議の再開などについて協議したもようです。
これは、ロシア外務省が4日、ウェブサイトを通じて明らかにしたものです。
それによりますと、金桂冠次官は、ロシアのチトフ第一外務次官、モルグロフ外務次官と会談し、両国関係の発展に向けた方策や韓半島情勢などについて話し合い、とくに、韓半島の核問題解決については、突っ込んだ意見交換が行われたということです。
会談のなかで、ロシア側は、韓半島の緊張を緩和し、北韓の核放棄を盛り込んだ2005年の6か国協議共同声明に基づき、6か国協議の早期開催に向けた環境づくりにともに努力する必要があると強調したということです。
これに対して、このところ関係国との対話を求める姿勢を示す北韓は、まず対話を再開し、交渉のなかで核問題について議論するとの立場を改めて説明し、ロシアの支持を求めたものとみられます。