アシアナ航空の旅客機が7日、サンフランシスコの空港で着陸に失敗した事故があったことから、国土交通部は今回の事故と同じ機種のボーイング777型機のエンジンや着陸装置を一斉に点検することになりました。
点検の対象となるのは、事故が起きたアシアナ航空をはじめ、大韓航空、済州(チェジュ)航空、ジンエアー、エアプサン、イースター航空、ティーウェイ航空、そして貨物航空会社のAir Incheonの8社が保有するボーイング777型機、合わせて48機で、点検は8日から来月25日にかけて行われます。
国土交通部の航空政策室は、これらの航空会社に16人の安全監督官を派遣して安全点検を行い、離着陸の難しい空港を運航する乗務員には特別研修を行うことにしています。
また夏休みのピーク期に無理な運航をしないことや、運航や整備規定を徹底して守るよう指示するほか、今回事故が起きたアシアナ航空に対しては、機種別の運航手順や空港ごとの運航上の注意事項について、特別な研修を行うよう指示しました。